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タキ9550形9551 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
石油タンク車の運用を考える際、地上設備との相性を考慮する必要がある。タキ3000形に合せて作られた地上設備と、タキ35000形のそれは設置されたピッチが異なる。例えば最近廃止された館林荷扱所ではタキ9900形や、今回紹介するタキ9550形が愛用されていたが、それは地上設備との適正が高かった為である。 タキ9550形は35トン積ガソリン専用車で、昭和41年6月日車本店で1ロット2両が製作された。なお同時に石油類版として作られたタキ9650形は日車支店の作である。これら2形式が誕生した経緯は、タキ9650形の項で述べたので、ここでは省略する。 タンク体形状はタキ9900形に準じたF5s形異 |
径胴だが、材質は耐候性高張力鋼(YAWTEN50)を用いて鏡板8mm・胴板6mmと板厚を薄くすることで軽量化した。寸法は両端直径2,050+中央直径2,500mm・長さ11,800mmとタキ9900形と同一である。 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は扇町であった。前記したように館林荷扱所などに運用されていたが、東武鉄道の貨物輸送廃止で、去就が注目される。 |
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●関連形式 タキ9650形9650 同一系列の石油類専用車。 【特別編465】040205作成R4、050504R4A、051208リンク追加、070825R4A2、080930R4BY。 |
【写真1465】 タキ9550形9551 平成11年9月26日 渋川駅にて P:吉岡心平