吉岡心平のマーク

ホキ8500形8527

私有貨車

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ホキ8300形
ホキ8800形

 番号
ロット表

ホキ8500

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特別編418
特別編420

●積荷
構造

入口


 ホキ8500形としては、既に前期形のトップナンバーを紹介したが、今回はスタイルの一変した後期形を取り上げる。

 35トン積石灰石専用車のホキ8500形は、昭和42年製の前期形と同49年製の後期形に大別される。写真のホキ8527は後者に属し、8517〜38までの22両が昭和49年2〜3月に若松車両で製作された。

 外観・構造は前期形から一変し、その後開発された国鉄ホキ2500形の設計を導入し、車体幅は前期形の2,761mmに対し2,561mmと、200mmも狭くなった。一方側戸はホキ2500形の

「たいこ貼り」ではなく、前期形と同一だが、これは暖地向なので凍結対策が不要なためだろう。
 台枠長さは9,050mm・BC間距離は6,150mmで、前期形やホキ2500形と同一だ。ブレーキは山線使用のためASD形である。台車はTR213ではなく、平軸受けのTR41Eだが、これはホキ2800形とホキ8800形の関係に見られる通り、製作コストの制約が原因であった。

 所有者は三菱鉱業セメントKK・常備駅は石原町であった。会社名は平成2年12月に三菱マテリアルKKに変わり、平成8年3月の専用線廃止の後に廃車となった。なぜか車籍は残っていたが、平成14年3月付で正式に車籍除外となった。


ホキ8500形8527の写真

【写真1419】 ホキ8500形8527 昭和57年3月21日 黒崎駅にて P:吉岡心平


【特別編419】030911作成、031220R4、050430R4A、070702R4A2、090212R4BY、1301108R4C。