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ホキ8300形8300 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回取り上げるのは、金子さん他から要望のあったホキ8300形だ。形式の数字よりも「トウモロコシ・コウリャン」で思い出す方も多いことだろう。 ホッパ車の場合、国鉄貨車と私有貨車の線引きは、石灰石や生石灰専用車に見られるように難しい問題である。穀物専用車として開発されたホキ2200形の場合も同様で、特に昭和40年から50年代にかけては、ホキ2200形がワキ5000形とならぶ人気車種であったことから、安定した貨車供給を願うユーザーの中には、ホキ2200形の私有貨車版を自前で製作するところが出て来た。 ホキ8300形もその一つで、昭和49年10月に日車で17両が新製された。 |
望により、昭和53年にホキ2200形と同じクリーム4号に塗り替えられている。 所有者は全国農業協同組合連合会で、株式会社以外の所有者はタール製品や宮城県味噌醤油など例が少なく珍しいものである。常備駅は二枚橋(昭和63年3月改称後は花巻空港)で、石巻埠頭のサイロから二枚橋の工場へ「くみあい飼料」の原料を輸送していた。実際には、写真のようにホキ2200形と混用されていたようである。その後名古屋の知多に異動し、辰野への飼料原料の輸送に使用された。平成6年2月には物流部門の分離により、所有者がKKエーコープラインに変更された。その後鉄道輸送の終結により、平成8年12月に全車一斉に廃車となっている。 なお実現はしなかったが、小麦などの輸送用私有貨車も計画されていた。本形式に遮熱板を追加したような形態で、実現していればホキ8400形にでもなったのだろうか。 |
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●同一系列 ホキ9300形9300 昭和49年日車製、22系ホッパ車の一員。 ホキ2200形2201 ホキ2200形の試作グループ。 ●関連形式 ホキ6600形6607 ホキ2200形の父で、本形式の祖父に当たる形式。 |
【写真1021の1】 ホキ8300形8300 昭和60年8月21日 石巻埠頭駅にて P:吉岡心平
【写真1021の2】 ホキ8300形8300 P:吉岡心平所蔵