吉岡心平のマーク

ホキ5200二代形5206二代

私有貨車

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ホキ5200初代形
ホキ5300形

 番号
[ロット表]


ホキ5215二代

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特別編406
特別編408

●積荷
構造

入口


 ホキ5200二代形については、特別編400で紹介したが、今回は「操作室付」のタイプを紹介しよう。

 ホキ5200二代形30トン積鉱石専用車は、登場時はホキ1800形と称し、最初に製作されたのはホキ1800〜1806(いずれも初代)の7両で、昭和33年4月製であった。このうち最後の2両が問題の「操作室付」である。
 ホキ5200二代形は底扉の開閉を空気シリンダにより遠隔操作するよう設計されていた。操作室はこの開閉を司るもので、内部に操作用の弁装置が設置されていた。部屋自体は一見すると車掌

室のように見えるが、内部に車掌弁はなく、写真で判るように手ブレーキも反対側のデッキに位置していた。操作室の位置はホキ5205と06では反対向きで、手ブレーキの位置から判断すれば、5205だけが他車と逆向きだったようである。
 その後の増備はなかったので、この2両を編成両端に連結すると予備車はなかったことになるが、操作室でなくとも底扉開閉は可能だったので、特に不便は感じなかったようだ。

 所有者は土佐石灰工業KK・常備駅は斗賀野であった。この2両はベルトコンベア化による鉄道輸送廃止まで残り、平成4年10月に廃車となった。


●同一形式 ホキ1800形1804 昭和33年製で改番前の姿。


【特別編407】030806作成、040327R4、050503R4A、070919R4A2、080105リンク追加、090311R4BY。

ホキ5200二代形5206二代の写真

【写真1407】 ホキ5200二代形5206二代 昭和53年1月2日 斗賀野駅にて P:吉岡心平