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タキ29000形29016 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ29011 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
見慣れた形式でも、所有者の相違などで未見のロットが多々あるものだ。今回取り上げた日本化成のタキ29000形も、その一つである。 タキ29000形は、タキ29100形アルミクラッド車が出来るまでの繋ぎとして、昭和50年に17両作られた35トン積濃硝酸専用車である。 タキ29016は本形式のラストとして、29015と共に昭和50年9月川崎で製作された。外観・構造は、日車製・日石輸送向のタキ29000〜13、川崎製・宇部興産向のタキ29014と酷似するが、 |
台車は私有貨車用標準台車の変更時期と重なったため、従来ロットが履いていたTR41Eから、TR225に変更されている。 所有者は日本化成KK・常備駅は宮下であった。運用先は二枚橋駅の日本重化学工業で、大きな運用板を表示していた。東北地区内で使用されていたのが、なかなか見られない理由だった。平成10年、鉄道輸送撤退による専用線廃止により失職したが、車令が比較的新しかったため、三菱化成物流KKに移籍し、黒崎駅常備として第二の人生を歩むことが出来たのは喜ばしい。 |
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【特別編376】030501作成、040408R4、050420R4A、070921R4A2、090427R4BY。 |
【写真1376】 タキ29000形29016 平成4年9月20日 仙台港駅にて P:吉岡心平