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タム5100形5101 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タム5100 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
同じ専用種別・同じ荷重で2形式、さあ違いはどこだろう? タム5100形は15トン積塩酸専用車で、昭和24年に6両が製作された。タム5000形と同じ積荷と荷重だが、両者の相違点は判然としない。 タム5101は5100〜02からなる3両ロットの一員で、昭和24年2月呉羽化学錦工場で製作された。同社は戦後混乱期に、戦災台枠を利用したタンク車を自社向に製作したメーカーのひとつで、タンク体などの上廻りは、化工機メーカーの日東工機でOEM製作したようである。 |
その後昭和40年代に入りると、3両全てが富士重でタンク体を更新した。新製タンク体は普通鋼製で、内面はゴムライニングされていた。ドーム頂部はフランジ形ではなく、普通の構造であった。一方、タンク受台の位置は一寸変わっている。 落成時の所有者は呉羽化学工業KK・常備駅は勿来であった。写真はタンク更新後の姿で、塩酸輸送では隅田川駅や越中島駅の常連であった。昭和60年12月に廃車となった。 |
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【特別編366】030404作成、040328R4、040727リンク追加、050410R4A、070702R4A2、090409R4BY。 |
【写真1366】 タム5100形5101 昭和49年5月6日 隅田川駅にて P:吉岡心平