タム5200形5201 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
今回紹介するタム5200形は、「私有貨車変り種コンテスト」の中でも、上位入賞が期待される逸材だ。 タム5200形は15トン積ジメチルアミン専用車で、昭和33年7月三菱で2両1ロットが製作された。本形式の特徴は、高圧ガスタンク車の構造を持ちながら、法的規制を受けないジメチルアミンの輸送に使用した点にある。理由はいくつかが考えられるが、昭和30年7月に誕生したタ2800形のうち、改造中止となった2両分のタンク体との関連を取り沙汰する向きもあるようだ。 |
鏡板14mmと、塩化ビニル専用車並の作りだ。荷役装置は、高圧ガスタンク車の特徴である、タンク上部の円筒型プロテクタ内に弁装置を集中配置した「マンホール弁方式」のまま、プロテクタ内部から空気管と液入・液出管を引っ張り出し、台枠上に仕切弁を設置した、他に類のない空前絶後の方式を採用していた。 所有者は日東化学工業KK・常備駅は新興であった。昭和46年2月にトップナンバーが、同年7月に本車がそれぞれ廃車となったことで、本形式は消滅している。 |
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●関連形式 タ3400形3400 普通タンク車と高圧ガスタンク車の折衷車だが、普通車に近いタイプ。 |
【写真1122】 タム5200形5201 昭和44年10月29日 入江駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】