吉岡心平のマーク

タキ24500形24500

私有貨車

 形式
索引

タキ24400形
タキ24600形

 番号
[ロット表]


 ページ
索引

特別編322
特別編324

●積荷
●構造

入口


 今回は一形式一両の珍車で、比較的早く姿を消したタキ24500形を解説しよう。

 タキ24500形は35トン積亜塩素酸ソーダ専用車で、一形式一両であった。積荷は高級漂白剤として繊維などに使用されるもので、登場時は初めての専用種別だったが、その後タキ26200形が出来たため、唯一の存在では無くなった。メーカーは日車で、昭和49年7月の新製であった。

 設計比重は1.2で、カセイソーダ液の約1.5・塩素酸ソーダ液の約1.4よりかなり小さい。このためタンク容積は29.1mと大型となっている。

 外観・構造は、一言で言ってタキ7750形の車体延長版で、タキ22900形と良く似ていた。タンク体はドームレスの普通鋼製で、内面はFRPでライニングされていた。タンク寸法は直径1,950mm・長さ10,400mmで、周囲には厚さ50mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセがあった。
 台枠は標準的な平形で、長さは11,400mm・BC間距離は8,000mmであった。ブレーキは手+積空、台車はTR41E−13であった。

 所有者は日本曹達KK・常備駅は二本木であった。運用先は淀川だったようである。昭和63年6月に廃車となった。


●同一専用種別 タキ26200形26200 昭和60年日車改造でタキ5050形65052の改造車。


【特別編323】021217作成、040116R4、040811リンク追加、050409R4A、070704R4A2、090416R4BY。

タキ24500形24500の写真

【写真1323】 タキ24500形24500 昭和49年9月25日 二本木駅にて P:吉岡心平