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タサ4400形4400 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タサ700形落ち穂拾いの2回目は、タサ4400形である。 タサ4400形は24トン積ベンゾール専用車で、一形式一両の珍車だ。半端な荷重が示すように他形式からの改造車で、本車の場合はそれがタサ700形だった訳である。 タサ4400は昭和32年7月にタサ700形823から改造された。改造所は不明だが、実態は専用種別と荷重の変更だったようだ。種車は昭和17年10月に日車が各地の海軍軍需部向にi一挙50両を製作したグループで、戦中製タサ700形の代表作であった。 |
になっていた。なお、これらの構造は本形式特有ではなく、当時製作された日車製タンク車に共通したプラクティスであったことを付記しておく。 落成時の所有者は三井化学工業KK・常備駅は大牟田であった。昭和39年12月から昭和48年9月の間は常備駅は宮浦であった。昭和43年10月、東洋高圧との合併で、所有者名は三井東圧化学KKとなった。タキ850形などと共に三井三池地区の珍車群の一つだったが、平成元年3月に廃車となった。 |
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●種車形式 タサ700形822 昭和17年日車製の僚車。
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 4400 | S3207▲ | 不明 | タサ700形 | 823 | 三井化学工業KK |
【写真1300の1】 タサ4400形4400 昭和51年10月13日 大牟田駅にて P:吉岡心平
【写真1300の2】 タサ4400形4400 昭和51年10月13日 大牟田駅にて P:吉岡心平