吉岡心平のマーク

シキ40形261

私有貨車

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シキ35形
シキ90形

 番号
[ロット表]


 ページ
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特別編279
特別編281

●積荷
●構造

入口


 シキ40形と聞くと、「なんで国鉄の大物車を私有貨車のページで解説するの?」と思うだろう。ところがシキ40形には、国鉄貨車の他に戦時中に製作された私有貨車が2両混在していたのである。

 シキ40形は戦前を代表する30トン積弓形梁式大物車で、国鉄所有として昭和4〜19年に40〜59、240〜259の40両が製作された。59に続いて240番台に飛んだのは、既にシキ60形とシキ150形が存在したからである。
 今回取り上げる私有貨車バージョンは、シキ260と261の2両で、昭和20年4月に日立で製作

された。
 外観・構造は国鉄所有車と全く同一で、台枠長さは11,500mm・BC間距離は8,200mm、そして低床面長さは4,800mm・同高さは720mmであった。台車も長軸を使用したTR20形を用いている。

 所有者は大阪陸軍造兵廠・常備駅は吹田であった。シキ260は戦災廃車となったようで、戦後の資料からは姿を消している。一方のシキ261は、ワキ700形と同様に大蔵省の所管を経て、昭和33年に国鉄が買い上げ、国鉄貨車となっている。


大物車のガイド

●関連形式 ワキ700形709 昭和18年太井工場製、海軍の有蓋車で、同様に国鉄に買い上げられた。

        ワキ700形710 同上。


シキ40形261の写真

【写真1280の1】 シキ40形261 昭和47年9月3日 湘南貨物駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】

シキ40形242の写真

【写真1280の2】 シキ40形242 昭和49年1月19日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編280】020928作成、030814リンク追加、031216リンク追加、040910R4、050411R4A、131023R4C。