|
タキ1500形15055 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
▲タキ1450形 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
私有貨車には様々な謎がある。謎解きの幾つかは小生も貢献したと自負しているのだが、今回は今もって未解決の謎を提示することにしよう。 タキ15055はタキ1500形35トン積石油類専用車で、51〜55からなる5両ロットのラストナンバーとして、昭和34年10月川崎で製作された。 本車の特徴は、写真から容易に判るように、台枠側梁が奇妙な位置で切れていることだ。側梁を省略した台枠は多々あるが、省略区間は例外なく枕梁間で、このように中途半端な位置から切った例はこのロット5両が唯一のものである。またこう |
しなければならない必然性も見当たらない。 落成時の所有者はスタンダート石油会社・常備駅は清水であった。昭和37年1月の会社分割でモービル石油KKの所有となり、昭和39年12月には浮島町駅常備となった。昭和42年3月、日本陸運産業KKに移籍し、小名木川駅常備となった。昭和45年10月から昭和49年11月迄の間は日本石油輸送KKにリースされ、郡山駅常備となった。日陸にリースバックされた後は越中島駅常備となり、昭和57年7月に廃車となった。 |
|
|
【写真1240】 タキ1500形15055 昭和56年7月19日 清水駅にて P:吉岡心平