吉岡心平のマーク

タキ1500形15055

私有貨車

 形式
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▲タキ1450形
タキ1600初代形

 番号
[ロット表]

タキ15037
タキ15092

 ページ
索引

特別編239
特別編241

積荷
●構造

入口


 私有貨車には様々な謎がある。謎解きの幾つかは小生も貢献したと自負しているのだが、今回は今もって未解決の謎を提示することにしよう。

 タキ15055はタキ1500形35トン積石油類専用車で、51〜55からなる5両ロットのラストナンバーとして、昭和34年10月川崎で製作された。

 本車の特徴は、写真から容易に判るように、台枠側梁が奇妙な位置で切れていることだ。側梁を省略した台枠は多々あるが、省略区間は例外なく枕梁間で、このように中途半端な位置から切った例はこのロット5両が唯一のものである。またこう

しなければならない必然性も見当たらない。
 なお他の部分、即ちタンク体や台車などの寸法・構造は、標準型と全く同一である。

 落成時の所有者はスタンダート石油会社・常備駅は清水であった。昭和37年1月の会社分割でモービル石油KKの所有となり、昭和39年12月には浮島町駅常備となった。昭和42年3月、日本陸運産業KKに移籍し、小名木川駅常備となった。昭和45年10月から昭和49年11月迄の間は日本石油輸送KKにリースされ、郡山駅常備となった。日陸にリースバックされた後は越中島駅常備となり、昭和57年7月に廃車となった。


タキ1500形15055の写真

【写真1240】 タキ1500形15055 昭和56年7月19日 清水駅にて P:吉岡心平


【特別編240】020724作成、040731R4、050414R4A、070706R4A2、081117R4BY、110515R4B、130626R4C。