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シキ400形400B1 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
今回紹介するのは、我国初の240トン積大物車であるシキ400B1形だ。 シキ400は昭和34年4月に三菱で製作された。一形式一両だが、最初から240トン積のB1梁と、170トン積のB2梁とが同時に作られている。 上廻りは、シキ170形以来主流となっていたトラス式の荷受梁を止め、高張力鋼板を溶接したガーダー構造とした。この方式は、後にシキ600、610、そして700の各形式に踏襲され、超大型大物車の標準となっている。 |
車軸には中空軸を使用した。本形式最大の弱点は軸焼けで、落成後の使用実績では10回の運用で4回の車軸発熱事故を起こした。特に240トン満載時には軸重バランスの問題もあり軸焼けを起こしやすく、輸送中の発熱では立ち往生する訳にもいかず、発熱との戦って輸送した壮絶な記録が、添乗者により残されている。 所有者は三菱電機KK・常備駅は塚口であった。その後、変圧器工場の新設により、常備駅は昭和47年4月に西浜信号場に移動した。特殊構造が災いして、使用頻度の少ない大物車としても淘汰は早く、シキ610形614B2に置き換えられる形で昭和51年9月に廃車となった。 |
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【特別編238】020719作成、040512R4、050425R4A、090701R4BY。 |
【写真1238】 タキ400形400B1 昭和44年5月13日 高島貨物駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】