吉岡心平のマーク

タ1200形1231

私有貨車

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タ1150形
タ1300形

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[ロット表]


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特別編202
特別編204

積荷
●構造

入口


 国鉄貨車と私有貨車とが共存している形式は数少ないが、タ1200形もそのひとつである。

 タ1200形は12トン積ガソリン専用車で、国鉄貨車としてタ1200〜29の30両、私有貨車はタ1230〜35の6両がそれぞれ在籍した。なお国鉄所有車は当時隆盛を迎えたガソリン動車の燃料輸送用であった。

 タ1231はタ1230〜35からなるロットの一員として昭和24年11月飯野で製作された。

 今更何故12トン車を・・と思うだろうが、外観・構造は同時に製作されたタム4000形4011〜14と瓜二つ、いや瓜三つである。実際のところ、両者は同一設計で、積載する積荷により形式が変わっただけのようだ。最初からタを作るとは考え難いので、タムをタに転用したとするのが自然だろう。

 所有者は昭和石油KK・常備駅は浜川崎であった。昭和45年12月に東新潟港駅常備となった。写真は廃車直前の姿で、撮影から一ヶ月後の昭和55年11月に廃車となった。


●関連形式 タム4000形4013 昭和24年飯野製で、本形式のそっくりさん。


タ1200形1231の写真

【写真1203】 タ1200形1231 昭和55年10月18日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編203】020514作成、040327R4、040731R4、050408R4A、090330R4BY、130506R4C。