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タム4000形4013 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
かつて某誌増刊の「**鉄道」特集では、一番に「私鉄車両めぐり」を読んだものだが、最近は様子が違う。心境の変化かと思いきや、車両のマスプロ化が最大の理由のようだ。数百両もある系列車の重箱の隅を突付くより、戦災復旧車や国電払下げ車の、一両毎に異なるスタイルや混み入った履歴に魅力を感じる方が、ファン心理ではより一般的なのかもしれぬ。 弊サイトのリクエストでも、今は亡き形式に人気があるが、同様の理由なのだろうか ・・・そんなこんなで、今回も再びタム4000形を取り上げる。 タム4013は昭和24年10〜11月飯野で製作 |
された4011〜14のうちの一両で、実容積は17.0m3と他車より小さ目である。初期の飯野製らしく、タンク受台は8個あり、両端寄りの4個は大型で上部が開いた変わった形のものだ。ドーム頂部はドラムカン形である。また運転関係と検査関係を合せた大型の標記板が梯子より左側にあるが、これは初期の飯野製に良く見られた特徴だ。 所有者は昭和石油KKで、常備駅は浜川崎から昭和27年11月に名電築港に移った。駅名は昭和41年1月に汐見町に変更となり、ヨンサントウでは2段リンク化され、昭和53年9月に廃車となった。 |
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【写真86】 タム4000形4013 昭和49年12月22日 汐見町駅にて