タキ18400形18400 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
田村さんのリクエストはタキ18400形である。 タキ18400形は30トン積ポリブテン専用車で、昭和45年4月日立で1ロット2両を製作したのが全てであった。 外観・構造はキセ付35系では標準的な形態で、設計比重は0.83・タンク容積は36.1m3と、タキ10400、15700、16200形などとほぼ同寸である。タンク体は腐食性がないため耐侯性高張 |
力鋼製で、寸法は両端直径1,850mm・中央直径2,300mm・長さ10,600mmであった。粘度を下げるため120℃に加熱して積込み、取卸温度は70℃を目標としたが、輸送時間によってはこれを下回るため、タンク内部には蒸気加熱管が、周囲には厚さ75mmのグラスウール製断熱材と薄鋼板からなる保温用キセがそれぞれ設置されていた。荷役方法は通常の下出し方式であった。 所有者は日本油脂の子会社である日油化学KKで、常備駅である武豊と鶴崎駅の間で運用されていた。写真は山陽本線の貨物列車に連結されている所を偶然キャッチしたもの。なお同社はポリブテン輸送用のタンクコンテナも所有していた。昭和58年12月に2両同時に廃車となった。 |
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【特別編372】030423作成、031218R4、050409R4A、070801R4A2、080927R4BY。 |
【写真1372】 タキ18400形18400 昭和50年3月1日 四辻駅にて P:吉岡心平
何故か標記は「ポリブデン」?