吉岡心平のマーク

タキ6550形6562

私有貨車

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タキ6500形
タキ6600形

 番号
ロット表

タキ6557

 ページ
索引

特別編68
特別編70

積荷
●構造

入口


 ホキ6100形や6300形の解説で述べたように、カーバイト専用車は様々な形式に改造された。ホキ6100形や6300形は元車体をそのまま流用したため、改造後も種車時代の面影を残しているが、今回は改造個所があまりにも大規模で、とても改造とは思えない例を紹介する。

 タキ6550形は30トン積の塩化ビニル専用車。新製車のグループについてはタキ6557を特別編24で紹介したが、今回取り上げたタキ6562は昭和45年8月富士重でホキ6000形6025から改造された車両である。種車は昭和32年10月汽車東京でホキ250形275として製作された30トン積カーバイト専用車で、昭和38年7月の改番でホキ6000形となった。

 比較のため、写真69の2に種車と同一ロットの ホキ6022を掲載したが、どう見ても両者間には共通点がない。ブレーキシリンダも異なっており、流用したのは台車だけだったのかもしれぬ。
 ちなみにホキ改造のグループは5両あり、種車は昭和43年5月改造のタキ6558〜60がホキ5600形5629〜31、昭和45年8月改造のタキ6561、62はホキ6000形6021、25となっていた。

 所有者は日本ゼオンKKで、常備駅は落成時の能町から、昭和55年4月東水島に異動した。写真は水島臨海鉄道の栄町ヤードで撮影したもので、川越線の日進からはるばる帰ってきたところである。昭和61年10月に廃車となった。


タキ6550形6562の写真

【写真1069の1】 タキ6550形6562 昭和55年10月10日 栄町駅にて P:吉岡心平

ホキ6000形6022の写真

【写真1069の2】 ホキ6000形6022 昭和47年7月25日 大広田駅にて P:吉岡心平


【特別編69】010622作成、020305リンク追加、030131リンク変更、040331R4、050503R4A、071010R4A2、090427R4BY、130810R4C。