吉岡心平のマーク

タキ8550形8556

私有貨車

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タキ8500形
タキ8600形

 番号
ロット表

タキ8552
タキ8559

 ページ
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第487週
第489週

●積荷
●構造

入口


 タキ8556は8555との2両ロットで、昭和39年4月富士重で製作された。

 昭和39年に三井化学がウレタン原料のPPG輸送用として7両を三社で競作したうちの一つで、仲間に日車本店製の8550〜8552,若松車両製の8553,8554がある。
 これら三ロットは同一仕様で設計・製作され、いずれも外部ジャケットの付いたステンレスクラッド鋼製のタンク体を持つ。このためタキ3900形と

似た加熱機構を持つが、加熱能力はより低く設定されているため、タンク外周の蒸気管は片妻側だけとなっている。またこれら三ロットはメーカーによる外観の相違を比較する格好の題材であるので、写真をお持ちの方は是非見比べて頂きたい。

 落成時の所有者は三井化学工業KK・常備駅は笠寺であった。昭和43年10月の合併で三井東圧化学KKとなった。平成8年10月、タキ8550〜8556の3ロット7両はまとめて廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和39年4月
製造所   富士重
設計比重  0.995
タンク容積 30.2m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 ステンレスクラッド鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク直径 1,900mm
タンク長さ 11,098mm
保温装置  グラスウール
       厚さ50〜90mm
加熱装置 タンク外部ジャケット式
●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      11,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KE305形空気
台車      TR41C

タキ8550形8556の写真

【写真488】 タキ8550形8556 昭和51年9月15日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第31巻に「P01829」として収録されています。


【第488週】100103作成R4B。