吉岡心平のマーク

タム3050形13057

私有貨車

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タム3000形
タム3100形

 番号
[ロット表]

タム13053

 ページ
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第486週
第488週

積荷
●構造

入口


 タム13057は昭和37年6月富士重で、13057〜13063の7両ロットとして製作された。

 三井物産が東洋高圧茂原の製品輸送用として製作したロットで、同社初のホルマリン専用車である。東洋高圧ではタム100形転用のタ3050形を愛用し、昭和31年には同様にアルミ製タンク体のタム3050形を増備したが、本ロットはタンク材質としてステンレス鋼を採用し、液出方式も下出しに変更された。
 ドーム頂部はドラムカン形だが、ほぼ同時に製

作されたタム8300形が平皿型なのを考慮すると、ステンレス鋼製鏡板の納期が原因だろうか。タンク受台は他社製に比べて背が低いが、これはメーカーの特徴である。ドーム側面には加圧用と思われる空気管があり、刺激の強い積荷のため仕切弁はドーム端面から操作するテコ式である。

 所有者は三井物産KK・常備駅は茂原であった。13058と13059は星光化学に移籍したが、本車は一生を変わらず過ごし、昭和62年2月廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和37年6月
製造所   富士重
設計比重   1.08
タンク容積  13.9m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 ステンレス鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,700mm
タンク長さ  6,376mm

●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      7,200mm
軸距      4,200mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KD203形空気
走り装置    二段リンク式

タム3050形13057の写真

【写真487】 タム3050形13057 昭和52年2月13日 茂原駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第28巻に「P01680」として収録されています。


【第487週】091227作成R4B。