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タム3050形13057 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タム13053 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タム13057は昭和37年6月富士重で、13057〜13063の7両ロットとして製作された。 三井物産が東洋高圧茂原の製品輸送用として製作したロットで、同社初のホルマリン専用車である。東洋高圧ではタム100形転用のタ3050形を愛用し、昭和31年には同様にアルミ製タンク体のタム3050形を増備したが、本ロットはタンク材質としてステンレス鋼を採用し、液出方式も下出しに変更された。 |
作されたタム8300形が平皿型なのを考慮すると、ステンレス鋼製鏡板の納期が原因だろうか。タンク受台は他社製に比べて背が低いが、これはメーカーの特徴である。ドーム側面には加圧用と思われる空気管があり、刺激の強い積荷のため仕切弁はドーム端面から操作するテコ式である。 所有者は三井物産KK・常備駅は茂原であった。13058と13059は星光化学に移籍したが、本車は一生を変わらず過ごし、昭和62年2月廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和37年6月 製造所 富士重 設計比重 1.08 タンク容積 13.9m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 ステンレス鋼 タンク板厚 胴板9・鏡板12mm タンク直径 1,700mm タンク長さ 6,376mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 7,200mm 軸距 4,200mm 留置ブレーキ 片側 空気ブレーキ KD203形空気 走り装置 二段リンク式 |
【写真487】 タム3050形13057 昭和52年2月13日 茂原駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第28巻に「P01680」として収録されています。