吉岡心平のマーク

タキ2600形2699

私有貨車

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索引

タキ2550形
タキ2700形

 番号
[ロット表]

タキ2658
タキ12605

 ページ
索引

第448週
第450週

積荷
●構造

入口


 タキ2699は昭和34年8月富士重製で、2697〜2699の4両ロットに属していた。

 カセイソーダタンク車の雄として知られる富士重だが、実は本ロットがタキ2600形の初作品だ。このロットは設計比重が1.345と低いため、タンク体が長くなり、従って台枠長さも9,500mmと本形式では破格の長さとなった点が特徴である。
 なおタンク直径は1,860mmで、後の富士重製と比較しても、決して細かった訳ではないので念のため。

 これに伴い、BC間距離は6,200mmと6m超となり、TR41C台車の走行性能改善改造では通常の第一次改造ではなく、昭和51年以降に実施された第二次改造の対象となった。このため改造後の台車はTR41DSを履いている。

 落成時の所有者は第一物産KK・常備駅は黒井であった。社名は昭和34年3月に三井物産KKとなった。信越化学工業KKの製品輸送用だったが、昭和49年12月には晴れて信越化学工業KKの所有となった。平成10年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和32年8月
製造所   富士重
設計比重   1.345
タンク容積  22.3m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
●上廻り
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm
タンク直径  1,860mm
タンク長さ  8,670mm
タンク内面 ゴムライニング
熱絶縁   あり
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
       (空気圧操作・S字管付)
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ    9,500mm
BC間距離   6,200mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254×300
台車       TR41C→TR41DS
         (第二次台車改造)

タキ2600形2699の写真

【写真449】 タキ2600形2699 昭和51年7月27日 新津駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第22巻に「P01262」として収録されています。


【第449週】090405R4B。