タキ2600形2699 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ2699は昭和34年8月富士重製で、2697〜2699の4両ロットに属していた。 カセイソーダタンク車の雄として知られる富士重だが、実は本ロットがタキ2600形の初作品だ。このロットは設計比重が1.345と低いため、タンク体が長くなり、従って台枠長さも9,500mmと本形式では破格の長さとなった点が特徴である。 |
これに伴い、BC間距離は6,200mmと6m超となり、TR41C台車の走行性能改善改造では通常の第一次改造ではなく、昭和51年以降に実施された第二次改造の対象となった。このため改造後の台車はTR41DSを履いている。 落成時の所有者は第一物産KK・常備駅は黒井であった。社名は昭和34年3月に三井物産KKとなった。信越化学工業KKの製品輸送用だったが、昭和49年12月には晴れて信越化学工業KKの所有となった。平成10年1月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和32年8月 製造所 富士重 設計比重 1.345 タンク容積 22.3m3 タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 ●上廻り タンク材質 普通鋼 |
タンク板厚 胴板9mm タンク直径 1,860mm タンク長さ 8,670mm タンク内面 ゴムライニング 熱絶縁 あり ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 (空気圧操作・S字管付) |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 9,500mm BC間距離 6,200mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254×300 台車 TR41C→TR41DS (第二次台車改造) |
【写真449】 タキ2600形2699 昭和51年7月27日 新津駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第22巻に「P01262」として収録されています。