タム100二代形1122 |
私有貨車 |
形式 |
▲タム100初代形 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タム1122は昭和18年10月に日立で製作された。戦中期のタム100二代形は産業設備営団が前もって各社に番号を割り当て、落成後は各社にすこしづつ振り分けたため、通常のロットの概念では把握できない。 ちなみに所有者は日本窒素肥料で、同社の昭和17年度(乃至は18年度上期)の割り当ては1103〜1127の25両で、本車はその最後の製作分6両に属していた。 |
本車の特徴は、タンク体に後天的改造で取り付けられた補強リングにある。写真からは受台の間にあるタンク体が落ち込んでいるように見えるが、これは実際にタンク体が偏平に変形したためで、補強リングはこの対策として追加されたようだ。 落成時の所有者は日本窒素肥料KK・常備駅は水俣で、社名は昭和25年3月に新日本窒素肥料KK、昭和40年1月にチッソKKとなったが、実態は変わらず、昭和49年8月に廃車となった。 |
|
|
【写真403】 タム100二代形1122 昭和49年5月6日 越中島駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第5巻に「P00295」として収録されています。