吉岡心平のマーク

タキ5800形5803

私有貨車

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タキ5750形
タキ5850形

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解説


タキ5808

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第395週
第397週

積荷
●構造

入口


 今回はタキ5800形の第一ロットを取り上げよう。

 タキ5800形は25トン液化塩化ビニル専用車で、昭和32〜42年に29両(欠番あり)が三菱・日立で製作された。
 外観・構造は先輩形式である20トン積タサ4000形の車体を延長し、荷重を5トン増としたものと言って良いだろう。

 タキ5803は5800〜5805の6両ロットの一員として、昭和32年10月三菱で製作された。所有者は日本ゼオンKKで、一年半前に製作したタサ4001,4002の後継車に当り、タンク体は直径が50mm太く、長さが1.4m長い。

 常備駅は能町で、工場間の融通や輸入PVC、晩年はコンビナートからの輸送に使用された。車齢20年を迎えた昭和52年4月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和32年10月
製造所   三菱
ガス定数   1.22
タンク容積  23.5m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形
ンク材質 ボイラー用鋼板
タンク板厚 胴板12mm・鏡板14mm
タンク直径 1,890mm
タンク長さ  11
,300mm
熱絶縁   グラスウール厚さ100mm
●荷役方式
荷役方式 マンホール弁方式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       12,200mm
BC間距離   8,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KE305×300
台車      TR41B

タキ5800形5803の写真

【写真396】 タキ5800形5803 昭和51年8月10日 村田駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第27巻に「P01583」として収録されています。


【第396週】080330R4B、080503ロット表R3、091128ロット表を解説編43に移動。