吉岡心平のマーク

タキ2600形32686

私有貨車

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タキ2550形
タキ2700形

 番号
[ロット表]

タキ32656
タキ32691

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第373週
第375週

積荷
●構造

入口


 成瀬さんの質問にお答えして、今回は液出管に奇妙なカバーの付いたタキ2600形を紹介しよう。

 タキ32686は昭和41年11月富士重で、タキ32679〜32687の9両ロットの一員として製作された。タキ2600形のラストは52620だが、実はこのロットが最後の新製車で、32688以降は全てタキ2800形からの改造車なのである。

 設計比重は1.45・タンク容積は20.7mで、従来ロットと同一であった。

 タンク体は普通鋼製で内面には厚さ3mmのゴムライニングが施され、寸法は直径1,844mm・

長さ8,104mm、周囲には保温のため厚さ50mmのグラスウール製断熱材を装備していた。
 このロットが従来と大きく異なっているのは液出管の保温が強化された点にあり、液出管は保温材で巻かれ、弁装置は一端がドームと一体化した保温箱に収納されていた。
 台枠は平形で長さ8,900mm・BC間距離5,600mmは従来ロットと変わらない。ブレーキ装置はKD254形空気+手、台車はTR41Cから第一次改造でTR41Dとなっている。

 所有者は電気化学工業KK・常備駅は青海であった。一生を同駅常備で過ごし、平成8年7月に廃車となった。


タキ2600形32686の写真

【写真374】 タキ2600形32686 昭和49年3月18日 汐見町駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第10巻に「P00580」として収録されています。


【第374週】071028R4B、130106R4C。