吉岡心平のマーク

タキ2800形12911

私有貨車

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タキ2750形
タキ3000形

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[ロット表]

タキ12892
タキ12923

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第345週
第347週

積荷

入口


 最近のカセイソーダ液タンク車と言えばゴムライニングが標準だが、一時期これと拮抗して耐アルカリ性の塗料が用いられた時代があった。
 今回はその一例として、ネオコート塗装を施した車両を取り上げる。

 タキ12911は12912と共に昭和39年12月三菱で製作された。

 設計比重は1.47・タンク容積は20.4mで、大阪曹達所有車の標準値であった。
 タンク体は普通鋼製で、内面には厚さ1mmのネオコートが塗布され、タンク寸法は直径1,850

mm・長さ7,900mmであった。タンク周囲には厚さ50mmのグラスウールと薄鋼板製の保温キセがあった。
 台枠は平形で長さ8,900mm・BC間距離は5,600mmで、ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Cから第一次改造によりTR41Dとなった。

 落成時の所有者は大阪曹達KK・常備駅は安治川口であった。昭和53年7月に王子ゴムでゴムライニングが追加され、タキ2600形52617に改造された。その後昭和63年11月に社名がダイソーKKに変り、平成5年11月に廃車となった。


タキ2800形12911の写真

【写真346】 タキ2800形12911 昭和50年2月27日 安治川口駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第38巻に「P02240」として収録されています。


【第346週】070415作成R4A、071113R4A2、081124R4BY、130414R4C。