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タキ1500形21538 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
▲タキ1450形 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ3000形が主流だった時代、対応する石油類専用車には2つの流れがあり、一つは荷重を同じ30トンとしたタキ2100形で、他は車体サイズが近い35トン車タキ1500形であった。日石と出光はタキ2100形を好んだが、出光は2ロット15両のタキ1500形を所有していた。但し昭和40年代前半に所有者が変ったため、知る人は少ない。 タキ21538は昭和38年4月汽車東京製で、タキ21534〜21543の10両ロットに属する。 設計比重は0.87・タンク容積は40.2m3で、本形式中では低い方である。 |
タンク体は普通鋼製で、板厚は胴板8mm・鏡板12mmと軽量化のため胴板はタキ3000形より薄く、タンク寸法は直径2,050mm・長さ12,646mmで、内部に蒸気加熱管を装備していた。 落成時の所有者は出光興産KK・常備駅は浜川崎から駅の新設により昭和39年3月に水江町となった。昭和40年8月に前川に移動したが、昭和42年12月に日本陸運産業KK・末広町駅常備となった。昭和58年度に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和38年9月 製造所 汽車東京 設計比重 0.87 タンク容積 40.2m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板8・鏡板12mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 12,670mm タンク設備 蒸気加熱管 ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 13,500mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真343】 タキ1500形21538 昭和49年9月29日 伏木駅にて P:吉岡心平
丸い社紋板が「元は出光」の証である。
この写真は吉岡写真CD−ROM第18巻に「P01047」として収録されています。