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タキ8700形8726 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
▲タキ8715 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
低沸点・低比重の有機薬品は、キセ付で大型のタンク体を持つものが多い。これらは在来構造では35トン積が困難で、35系タンク車の構造を応用することで初めてこれをクリヤした。タキ8700形30トン積酢酸ビニル専用車の場合も、後継はキセ付35系のタキ16200形となったが、今回紹介するのは、その狭間に位置したロットである。 タキ8726は本形式のラストナンバーで、昭和44年3月日立製である。タキ8722〜8726の5両ロットとして製作された。 設計比重は0.917・タンク容積は32.7m3であった。 |
タンク体はステンレス鋼製で板厚は胴板6mm・鏡板8mm、寸法は直径1,900mm・長さ11,860mmで、これらの値は前作の富士重製と全く同一であった。周囲には厚さ100mmのウレタン断熱材と薄鋼板製の保冷キセを持ち、ドーム頂部の皿型カバーが特徴的である。タンク受台は押え金方式を採用した。 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は犀潟であった。昭和62年3月に名古屋南港に移動し、平成3年6月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和44年2月 製造所 日立 設計比重 0.917 タンク容積 32.7m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 ステンレス鋼 タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm タンク直径 1,900mm タンク長さ 11,860mm 熱絶縁 ウレタン厚さ100mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 12,400mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真331】 タキ8700形8726 昭和51年4月18日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第39巻に「P02297」として収録されています。