吉岡心平のマーク

タサ5400形15457

私有貨車

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タサ5300形
タサ5500形

 番号
[ロット表]

タサ15437
タサ15471

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第308週
第310週

積荷
●構造

入口


 日通のタサ5400形は、一挙に連番で90両が誕生したことで有名だが、今回は割当数が最大だったタサ5400形を取り上げる。

 タサ15457は昭和37年4月日立製で、同年3〜6月にかけて製作されたタサ15446〜15482の37両ロットの一員であった。

 高圧ガスタンク車に属し、設計比重は0.42・タンク容積は47.3mであった。
 タンク材質はボイラー用鋼板(SB46)で、板厚は胴板18mm・鏡板22mmであった。タンク寸法は直径1,900mm・長さ16,206mmで、内部には16枚の波除板が、周囲には厚さ70mmのス

チロポール断熱材と薄鋼板製のキセが設置されていた。キセは日立製標準の7分割タイプで、継目はバンド固定タイプである。
 台枠は標準的な平形で、長さは17,000mm・BC間距離は13,700mmであった。台枠側面のジャッキ受は日立製ではこのロットが最初である。ブレーキは重量車用のKE形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は日通液化ガスKK・常備駅は新興から、昭和39年3月に末広町に移動した。会社名は昭和39年10月日通石油ガスKK、昭和40年6月日通商事KKと変わったが、常備駅は末広町のままで、昭和50年6月に廃車された。


【第309週】060730作成R4A、070626R4A2、081029R4BY。

タサ5400形15457の写真

【写真309】 タサ5400形15457 昭和49年3月30日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第27巻に「P01591」として収録されています。