吉岡心平のマーク

タキ1500形31510

私有貨車

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▲タキ1450形
タキ1600初代形

 番号
[ロット表]

タキ21580
タキ31530

 ページ
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第289週
第291週

積荷
●構造

入口


 丸善石油のタンク車と言えば帝国車両製を想起するが、それに次ぐものが富士車両製だ。

 タキ31510は31505〜31513の9両ロットとして昭和38年11月富士車両で製作された。既にタキ9800形が量産されており、これと並行して製作されている。

 設計比重は0.89・タンク容積は39.5mで、タキ1500形では中位にある。
 タンク材質は普通鋼製で、板厚は胴板8mm・鏡板12mm、タンク寸法は直径2,050mm・長さ

は12,400mmであった。重油輸送のため、タンク内部には加熱管・鏡板には点検口を装備していた。
 台枠は平形で、長さ12,900mm・BC間距離9,600mmであった。ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は丸善海運KK・常備駅は下津で、前者は昭和41年10月に丸善石油KK、昭和43年11月に日本石油輸送KKと変遷した。常備駅は下津から昭和60年12月名古屋南港駅に移り、平成2年4月に廃車となった。


【第290週】060319作成R4A、070625R4A2、080606R4BY。

タキ1500形31510の写真

【写真290】 タキ1500形31510 昭和49年9月15日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第11巻に「P00626」として収録されています。