吉岡心平のマーク

タム4000形4010

私有貨車

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タム3900形
タム4500形

 番号
[ロット表]

タム4000
タム4013

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第287週
第289週

積荷
●構造

入口


 戦後初期に製作されたタム4000形には、奇妙な車両が多い。

 タム4010は4009と共に昭和24年9月鉄道車両の製作である。

 設計比重は0.85・タンク容積は17.3mであった。
 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,850mm・長さ6,500mmと、本形式では違和感の無い値だが、タンク踏板辺りはいかにも奇妙だ。

 一方台枠は平形で、資料には長さ7,256mm・軸距4,000mmとあるが、写真からはもっと長いように見える。また側梁が細いことは昭和初期の作品、例えばトラ1形の転用を想起させる。

 所有者は昭和石油KK・常備駅は浜川崎であった。昭和24年12月には東新潟港に移動したが、昭和26年8月浜川崎常備に戻った。昭和27年12月には名電築港に移り、その後は同地に落ち着き、昭和41年1月に駅名は汐見町に変わった。昭和55年2月に廃車となった。


タム4000形4010の写真

【写真288】 タム4000形4010 昭和49年12月22日 汐見町駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第16巻に「P00959」として収録されています。


【第288週】060305作成R4A、070627R4A2、090601R4BY、131129R4C。