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タキ14700形14719 |
私有貨車 |
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形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
昭和40年代に入ると走行性能向上の流れに沿い、貨車用台車も多様化したが、反面少数に留まるものも生まれた。今回取り上げたTR211F台車も、僅か1ロット6両にしか採用されなかった珍台車である。 タキ14719は昭和51年3月三菱製で、タキ14700形30トン積液化酸化エチレン専用車のうち、14715〜20の6両ロットとして誕生した。 タンク体はステンレス鋼製で、板厚は胴板11mm・鏡板12mm、直径は2,000mm・長さは12,870mmであった。タンク周囲にはウレタン75mmと薄鋼板からなる保冷用断熱材があり、缶体腐食の観点から、ウレタンからグラスウールに戻 |
される例が多い中、ウレタンを使い続けたのは、自重の余裕が少なかったためと思われる。 落成時の所有者は日本触媒化学工業KK・常備駅は浮島町であった。社名は平成3年6月にKK日本触媒となった。高圧ガスタンク車では長寿な車両の一つで、20年以上使用されて来たが、平成10年9月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和51年3月 製造所 三菱 設計比重 1.3 タンク容積 39.3m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形 |
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304) タンク板厚 胴板11・鏡板12mm タンク直径 2,000mm タンク長さ 12,870mm 熱絶縁 厚さ75mmウレタン ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 13,800mm BC間距離 10,500mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR211F形 |
【写真254】 タキ14700形14719 昭和51年4月29日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第23巻に「P01332」として収録されています。