吉岡心平のマーク

タキ1500形15350

私有貨車

 形式
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▲タキ1450形
タキ1600初代形

 番号
[ロット表]

タキ15323
タキ15362

 ページ
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第241週
第243週

積荷
●構造

入口


 今回はタキ1500形の中でも、最も多数派となるグループを紹介する。

 タキ15350はは15341〜55からなる15両ロットの一員として、昭和37年3月日車支店で製作された。ユーザーの日石輸送と日支との組合せは、大量の本形式を生み出してきた。

 設計比重は0.9、タンク容積は39m3で、重油輸送を念頭に置いた設計である。外観は一見するとタキ3000形ガソリン専用車に酷似するが、普通鋼製のタンク体板厚は胴板8mm・鏡板12

mmと、軽量化のためタキ3000形より胴板が1mm薄い。タンク寸法は直径2,050mm×長さ12,000mmで、タンク内部には蒸気加熱管、鏡板には点検用蓋が設置されている。
 台枠は標準的な平形だが、長さは12,900mm・BC間距離は9,600mmで、ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は日本石油輸送KK・常備駅は沼垂で、常備駅は半年後の9月に扇町に移った。晩年は亜硫酸パルプ廃液の臨時専用となり、昭和60年8月に廃車となった。


【第242週】050417作成R4A、070715R4A2、090220R4BY。

タキ1500形15350の写真

【写真242】 タキ1500形15350 昭和51年3月1日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第25巻に「P01474」として収録されています。