吉岡心平のマーク

タキ13700形13721

私有貨車

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タキ13600形
タキ13800形

 番号
ロット表

タキ13716

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第230週
第232週

積荷
●構造

入口


 今回は銀色の葉巻タンクでファンを楽しませてくれたタキ13700形を見て見よう。

 タキ13700形は昭和44〜49年に30両が富士重で製作された35トン積アルコール専用タンク車で、35系タンク車の一員であった。
 昭和42年から作らたタキ7250形のタンク材質を、ステンレス製に変えたものと言った方が、分かりが良いだろう。

 タキ13721は昭和49年2月製で13720〜29からなる最終ロットの一員であると共に、現時点では我国で最後に製作されたアルコールタンク車として記憶される。

 35系タンク車の中では、末期に製作されたため、台車はコイルバネ・レジンシュー装備のTR41Eを装備し、タンク踏板も強化されている。
 タンク体はステンレス鋼製で、直径は両端2,050mm・中央2,500mm、長さは10,910mmであった。
 台枠は35系特有の中梁省略タイプで、長さは11,210mm・BC間距離は8,210mmと、標準タンク車らしく端数が付いている。ブレーキはKSD形+両側、台車はTR41Eであった。

 所有者は内外輸送KK・常備駅は新興であった。現時点では10両すべてが現役で、恐らく最後まで残るアルコール専用車になることだろう。


■主要諸元
製造年   昭和49年2月
製造所   富士重
設計比重 0.78
タンク容積  44.8m3
タンク形態 異径胴(C3)形ドームレス
●上廻り
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 2,050/2,500mm
タンク長さ  10,910mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   35系標準
台枠長さ    11,210mm
BC間距離   8,210mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD180−254形積空
自連緩衝器  RD12形ゴム
台車      TR41E−12形

タキ13700形13721の写真

【写真231】 タキ13700形13721 昭和49年3月18日 西名古屋港駅にて P:吉岡心平

新製直後なのでピッカピカ・鏡板に見えるラインは磨きのためだろうか?

この写真は吉岡写真CD−ROM第8巻に「P00429」として収録されています。


【第231週】050130作成R4、050413R4A、051215ロット表追加、070619ロット表R2+R4A2、070724ロット表
改訂+R3、080320ロット表を特別編859へ移動、081115R4BY、100504諸元追加+R4B、130701R4C。