吉岡心平のマーク

タキ1500形15009

私有貨車

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▲タキ1450形
タキ1600初代形

 番号
[ロット表]

タキ15001
タキ15020

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第140週
第142週

積荷
●構造

入口


 以前、弊サイトの掲示板で丁酉産業なる所有者が話題となったが、今回はかって同社が所有していたタンク車を取上げる。

 タキ1500形の15005〜15009は、唯一の丁酉産業の持ち車として、昭和32年11月に川崎で製作された。
 公式資料には「重油専用」とあり、設計比重も0.92と大きい。外観・構造はタキ1500形では標準的なもので、一見すると加熱管付のタキ3000形と言った趣だが、本形式は35トン積を可能とす

るため自重を抑える必要があり、タンク胴板の厚さは8mmと、タキ3000形の9mmより1mm薄くされている。

 落成時の所有者は丁酉産業KKで、連合軍専用車として生涯をスタートし、借り上げ終了後は下津駅常備となった。その後、内外輸送KK所有・新興駅常備を経て、昭和45年5月には日本陸運産業KK所有・岳南富士岡駅常備となった。常備駅は便宜置籍と思われ、写真はその時代の姿である。平成9年12月に廃車となった。


タキ1500形15009の写真

【写真141】 タキ1500形15009 昭和49年3月30日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第25巻に「P01472」として収録されています。


【第141週】030511作成、030717リンク追加、040228R4、050414R4A、070624R4A2、090516R4BY、110227R4B