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タム400形1557 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
古くから高比重の積荷と言えば濃硫酸と濃硝酸だが、戦前形タンク車では、両者は好対照を見せていた。濃硫酸のタンク車は短く胴太なのに対し、濃硝酸は細っそりとスマートだったのである。 タム1557は昭和25年日立で製作された15トン車で、同一ロットにはタム1546〜64の20両があり、日立製初のタム400形であった。 このロットは、タム100形濃硝酸タンク車の流儀を始めて本形式に持ち込み、「細くてスマートなタム400形」を実現した点で特筆される。 |
タンク体は普通鋼製だが、スタイル的には細く長くなり、受台等はタム100形を彷彿とさせる。 所有者は日本鉱業KK・常備駅は日立であった。昭和53年に幸崎に常備駅変更されている。昭和62年12月に廃車となった。 |
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【写真133】 タム400形1557 昭和49年1月12日 村田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第24巻に「P01400」として収録されています。