吉岡心平のマーク

タム100二代形1259

私有貨車

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▲タム100初代形
タム200形

 番号
[ロット表]

タム1257

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第128週
第130週

積荷
●構造

入口


 戦争中にタム100二代形濃硝酸タンク車が大量生産されたことは既に述べたが、このため戦後製のタム100形は僅か19両と貴重品であった。今回は、戦後製の中でも最後に作られたラストナンバーを紹介しよう。

 タム1259は昭和41年11月日立製で、1ロット1両であった。
 タキ7500形が標準となってからの作例で、流石に均整の取れたスタイルである。タンク体は相変わらず高純度アルミ製で、板厚は胴板13mm・鏡板16mmと厚い。寸法は直径1,476mm・長さ

は6,190mmであった。タンク体が機械的強度に乏しい点は、タンク内部に設けられた皿形波除板と、8個の大型受台により解決されていた。
 台枠は通常の平型で長さは6,800mm、走り装置は最初から2段リンク式であった。

 所有者は日産化学工業KK・常備駅は西長岡であった。昭和47年7年に速星駅常備となった。使用法は特に定められておらず、同社所有の戦中製タム100形と混用されていた。写真は越中島に濃硝酸を輸送して来た際のひとコマである。平成7年3月に廃車となった。


タム100形1259の写真

【写真129】 タム100形1259 昭和51年5月2日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第22巻に「P01302」として収録されています。


【第129週】030216作成、040207R4、050414R4A、070710R4A2、090131R4BY、130213R4C。