吉岡心平のマーク

タム4000形4025

私有貨車

 形式
索引

タム3900形
タム4500形

 番号
[ロット表]

タム4013
タム4027

 ページ
索引

特別編1245
特別編1247

積荷
●構造

入口


 タム4025は本形式で唯一の他形式からの改造車で、昭和24年12月鉄道車両でタム500形2533を改造した。

 種車は昭和24年10〜11月に鉄道車両が4両製作した内の1両である。この4両は奇妙な事に、所有者が出光・ゼネラル・昭石と三社に上り、またガソリン専用としてはタンク体が15%容積不足であった。当時は貨車が極度に不足していたため、メーカーが手持資材で纏めた怪車両を、仕様には拘泥せず競って購入したもののようだ。

 また公報上ではタム2533の存在は確認できず、タム4025が増備されたカタチとなっている。所有者の立場で推理すれば、買っては見たがガソリン用車では容積不足のため、石油類専用車として登録し直したものと思われる。

 所有者は昭和石油KK・常備駅は浜川崎であった。その後、常備駅は昭和27年12月に羽後平沢、昭和34年7月に東新潟港、昭和44年5月に鷹取と変遷した。ヨンサントウでは無事2段リンク化を受け、昭和58年8月に廃車となった。


タム4000形4025の写真

【写真2246】 タム4000形4025 昭和57年7月18日 南港駅にて P:吉岡心平


【特別編1246】101103作成R4C。