タム4000形4025 |
私有貨車 |
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形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タム4025は本形式で唯一の他形式からの改造車で、昭和24年12月鉄道車両でタム500形2533を改造した。 種車は昭和24年10〜11月に鉄道車両が4両製作した内の1両である。この4両は奇妙な事に、所有者が出光・ゼネラル・昭石と三社に上り、またガソリン専用としてはタンク体が15%容積不足であった。当時は貨車が極度に不足していたため、メーカーが手持資材で纏めた怪車両を、仕様には拘泥せず競って購入したもののようだ。 |
また公報上ではタム2533の存在は確認できず、タム4025が増備されたカタチとなっている。所有者の立場で推理すれば、買っては見たがガソリン用車では容積不足のため、石油類専用車として登録し直したものと思われる。 所有者は昭和石油KK・常備駅は浜川崎であった。その後、常備駅は昭和27年12月に羽後平沢、昭和34年7月に東新潟港、昭和44年5月に鷹取と変遷した。ヨンサントウでは無事2段リンク化を受け、昭和58年8月に廃車となった。 |
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【写真2246】 タム4000形4025 昭和57年7月18日 南港駅にて P:吉岡心平