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タキ4000形4093

私有貨車

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タキ3900形
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解説

タキ4088
タキ14002

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第74週
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積荷
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 今月は、タキ4000形35トン積濃硫酸専用車を解説する。弊サイトでは初登場だが、これは両数の割に変形車が少ないためだろう。

 タキ4093は、4093〜97からなる5両ロットの一員で、昭和36年12月富士重で製作された。

 外観・構造は本形式として標準的なもので、タンク材質は普通鋼、タンク寸法は直径1,700mm・長さ8,700mmであった。富士重製にはドームが大型のものと小型のものとあるがこのロットは大型に属し、液出管・空気管はドーム天井から突き出している。

 台枠は平形で長さは9,500mm・BC間距離は6,200mmであった。

 所有者は扇谷興業KK・常備駅は安中であった。東邦亜鉛KKの硫酸輸送車は、複数の商社が製作したものを安中運輸にプールして使用していたようで、この時は同時にタキ4091、92が越田商事KK、93〜97は扇谷興業KK、98・99は東京酸曹KK(後の東酸商事KK)、14000は小原化工KKで、それぞれ製作された。メーカーはいずれも富士重であった。
 写真のタキ4093は扇谷興業所有車5両の中では最も長命で、昭和63年6月に廃車となった。


タキ4000形4093の写真

【写真75】 タキ4000形4093 昭和49年3月2日 越中島駅にて P:吉岡心平


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