吉岡心平のマーク

タム23250形23297

私有貨車

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タム22000形
▼タム23700形

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[ロット表]

タム23271
タム23310

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第34週
第36週

積荷
●構造

入口


 今回からCD−ROM第6巻に納められている写真を紹介する。

 タム23297はタム3250形3297を昭和43年8月に改番したもの。75Km走行が不可能なタンク車を北海道に封じ込めた「マルロタンク車」の一員である。識別のため黄帯を車体に巻き「道外禁止」を標記した姿は、北海道を訪れる貨車ファンの憧れの的であった。

 種車のタム3297は昭和26年6月新潟製で、本形式は新潟製の占める割合が高かったことから、外観・構造は同形式の標準と言えるものだ。

 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,800mm・長さ7,600mmと、初期の新潟製の標準値であった。
 台枠長さは8,000mm・軸距は4,100mmで、走り装置は一段リンク式である。

 落成時の所有者は入丸産業KK・常備駅は釜石であった。昭和37年3月には東室蘭常備となり、昭和42年4月には北一産業運輸KKに移籍した。昭和43年8月にマルロタンク車となってからは、クレオソートなどの道内輸送に使用されていたようである。昭和58年12月に廃車された。


タム23250形23297の写真

【写真35】 タム23250形23297 昭和49年7月24日 国鉄苗穂工場にて P:吉岡心平


【第35週】 010430作成、011202リンク追加、020223リンク追加、021104リンク変更、040522本文修正+R4、

050102作成R4A、071111R4A2、090504R4BY、100412R4B、130626R4C。