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タキ300形334 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ300形は長期間に亘って製作されたことで有名な形式だ。トップナンバーは昭和7年、ラストは昭和51年の製造なので製造期間は45年間となり、このため形態の変化も著しいものがある。 タキ334は戦後製の初ロットで、昭和24年6月新潟で334から336の3両が製作された。最大の特徴は台車にTR24を使用していることで、その理由は定かではないが、当時樺太に輸出されたタキN3500形(30トン積重油専用車で、国鉄のタキ3500形とは別物)向けの資材を流用したようだ。 |
タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,700mm・長さ7,950mmと、同社製の戦前タイプよりやや太く短くなった。 落成時の所有者は大日本紡績KK・常備駅は西大垣で、所有者はニチボーKKからKK服部商店と変遷した。また昭和45年から50年にかけては、神岡口駅の常備だったこともある。その後は写真のように昭和町の常備となり、昭和53年9月に廃車となった。 |
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【第9週】 001028作成、010626リンク追加、011130リンク追加、030124リンク変更、040522本文修正+R4、 041212作成R4A、070624R4A2。 |
【写真9】 タキ300形334 昭和49年9月30日 国鉄松任工場にて P:吉岡心平