吉岡心平のマーク

タキ1400形1419

私有貨車

 形式
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タキ1250形
▼タキ1450形

 番号
[ロット表]

タキ1418
タキ1429

 ページ
索引

第1週
第3週

積荷
●構造

入口


 カセイソーダ専用タンク車は同一荷重でも様々な形式がある。「保温」と「内面ゴムライニング」が区別の原点で、戦後製で鉄肌・裸タンクのものがタキ1400形である。

 タキ1400形は1400〜84、86〜98、99a、99b、11400〜03の104両が昭和23〜40年に製作された。
 なお保温やゴム被覆などの新機軸が一般化した昭和40年代も後半になると、大半はタキ2600形やタキ2800形に改造され、本形式のまま残るのは少数派となった。全104両のうち、タキ1400形のまま寿命をまっとうしたものは41両に過ぎず、残りの63両は他形式に改造されている。

 タキ1419は昭和26年8月新潟で1420との2両ロットとして誕生した。
 外観は良く言えば大人しい、悪く言えば特徴に欠けるもので、特記すべき点は皆無である。なお本車のような初期製は低濃度のカセイソーダ液を輸送するため、タンク容積が約1割大きい。

 落成時の所有者は興国人権パルプKK・常備駅は八代であった。後に奥田駅常備を経て、昭和44年3月に社名はKK興人となった。晩年は短距離運用に供され、富山地区で伏木駅と奥田貨物駅(富山駅の裏手で興人や十全化学の工場があった)間に運用されていた。昭和56年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和26年8月
製造所   新潟
設計比重  1.5
タンク容積 20.3m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,820mm
タンク長さ 7,900mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      9,000mm
BC間距離  5,800mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41→TR41D形
         (第一次台車改造)

タキ1400形1419の写真

【写真2】 タキ1400形1419 昭和49年9月29日 伏木駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第1巻に「P00022」として収録されています。


【第2週】000909作成、011112本文修正+リンク追加。040510R4、041229R4A、071231R4A2、100303諸元追加+R4B、130808R4C。