貨車銘板研究室−030

運輸機材 → 造機車輌

昭和35年 造機車輌 東京 (タキ1250形1251)

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2002/10/21 作成

■社名・工場の変遷

昭和21年9月

創立

運輸機材
昭和22年 設立 運輸機材(株)/工場設立?
昭和28年 改称 造機車輌(株)
昭和62 改称 ゾウキ運輸倉庫(株)

■ 昭和35年 造機車輌 東京  写真142

 昭和35年の銘板には「東」と「京」の文字の間にあった「旧運機」の文字が無くなり,ZSを丸で囲んだ社章が付いている。

 この銘板の主は,1250と共に誕生したリン酸専用のタキ1250形1251で,所有者は日本化学工業(株)である。

 タキ1250形は昭和35〜43年に8輌が新製されたリン酸専用車である。リン酸専用は戦後登場した専用種別で,最初に30トン積みのタキ1200(I)形が昭和23年頃に1輌製造され,その後登場したのが本形式である。1250〜1255までが造機製の日本化学工業所有で,構造・外観・寸法は同一である。タンク材質はステンレス鋼で,荷役方式は上出し方式である。走り装置はTR41Cであったが,第一次台車改造でTR41Dに改造された。 生涯,郡山を常備駅とし,各地へリン酸輸送に活躍していた。本車と1250は本形式の中でも最後まで残り,平成9年2月に車籍除外され,タキ1250形も形式消滅した。

写真143 タキ1250形1251

平成8年11月3日

造機の銘板


銘板-027

昭和27年 運輸機材

     タキ2600形42638

銘板-028

昭和28年 運輸機材 東京

     タム8100形8102

銘板-029

昭和29年 造機車輌 東京 旧運機     タキ3500形3502

銘板-030

昭和35年 造機車輌 東京

      タキ1250形1251

 

 

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