貨車銘板研究室−028 運輸機材 → 造機車輌 昭和28年 運輸機材 東京 (タム8100形8102) |
2002/9/24 作成 |
■社名・工場の変遷
■ 昭和28年 運輸機材 東京 写真138 昭和28年の銘板には「東京」が入り,上中下段とも直線で書かれており,字体も一般的なものに変更されている。 この銘板の主は,15トン積アルコール専用タム8100形8102で,昭和53年に15トン積メタノール専用車タム3700形3715から専用種別変更された。老朽化したタサ3000形の置き換えを目的としたもので,8102〜8110の9輌が誕生している。所有者は内外輸送,常備駅は中条である。 タム3715は,昭和27,28年に日本瓦斯化学工業(株)が用意した3703〜3716の内の一員の中の最後のロットで3714〜3716の3輌が造機(当時は運輸機材)で製造された。 構造及び寸法は2軸タンク車の代名詞でもあるタム500形とほぼ同一である。外観は2組の幅の狭い一枚物の受台が造機の特徴である以外,標準的な形態である。昭和58年当時としては,タンク踏板に手摺りが未設置であることが,すっきりとした印象を与えている。 写真撮影から5年目の昭和63年に廃車となった。
|
||||||||||||||
造機の銘板 昭和27年 運輸機材 タキ2600形42638 昭和28年 運輸機材 東京 タム8100形8102 昭和29年 造機車輌 東京 旧運機 タキ3500形3502 昭和35年 造機車輌 東京 タキ1250形1251
|