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貨車写真館−013


同和鉱業片上鉄道 ホキ100形101

 

貨車写真館−012

貨車写真館−014

 

 

2002/4/6 作成


写真53 同和鉱業片上鉄道 ホキ100形101

昭和58月3月20日 吉ケ原

写真54 同和鉱業片上鉄道  ホキ100形101

昭和58月3月20日 吉ケ原

 片上鉄道は1両だけホッパ車を保有していた。それも新製車で他には見られない構造・外観であった。このホキ100形101は昭和46年2月に川崎重工業で製造された。同社の無蓋車トム500形やトラ800形を置き換えるために試作されたといわれているが,硫化鉄鉱の輸送量が減少していた(昭和40年頃月7万トンが昭和47年には月4万トン)当時,減価償却が終わっているこれら無蓋車を置き換えるために,高価な新車を導入したとは考えにくい。

 設計は,国鉄ホキ2500形をベースとしホッパ部分の寸法は,ほぼ同一である。しかし,積荷の比重が大きいため,荷重を38トンとし,総重量54トン,軸重13.5トンと限界一杯の仕様とした。

 本車の最大の特徴は妻板上部に設けたロート状の増設ホッパで,編成を引き出しながら連続で積み込みを行うときに,連結面に鉱石が落ちるのを防ぐための装置と考えられる。このため,手ブレーキはホキ2500形に対し,側面に寄った位置に設けられた。ホッパの開閉はホキ2500形と同様に空気圧による一斉制御を狙ったと見え,妻板にその空気ホースが見える。手動開閉装置のウォームギヤ箱形状は工作の簡素化のためか直線構成となっている。

 台車も珍台車の「川崎C−R」台車である。輸出用の台車を転用したのであろうか。外観はTR225そっくりであるが,当時のホキ2500形はTR213−1を履いており,TR225が登場するのは昭和48年であり,こちらが元祖である。なお,本台車の軸受はJT11である。

 本車も登場後,仲間が増えることなく休車となり,長らく吉ケ原駅に留置されていた。片上鉄道の廃止と共に廃車された。

写真55 川崎C−R台車

昭和58月3月20日 吉ケ原

片上鉄道関連


写真館-012

  同和鉱業片上鉄道
  トム500形,トラ800形

写真館-013

  同和鉱業片上鉄道
  ホキ100形101

写真館-014

  同和鉱業片上鉄道
  ワフ100形102,105

写真館-015

  同和鉱業片上鉄道
  ホハフ2000形2002,2004

  ホハフ3000形3001

写真館-019

  同和鉱業片上鉄道
  トム500形

509,534,538,539,562,568

資料室-001

同和鉱業片上鉄道トム500形製造所現車調査一覧

資料室-002

同和鉱業片上鉄道トラ800形製造所現車調査一覧

銘板研究室-032

  昭和29年中国工業

  同和鉱業片上鉄道
  トラ800形805

 


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