|
タキ1形 |
私有貨車 |
形式 |
▲ |
番号 |
▲ |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ1形は昭和4年5月に日車本店で1ロット6両が製作された28トン積ガソリン専用タンク車であった。 タキ「1」故にタキで最初の形式と思えるが、実は昭和3年の改番時にタキ1450形が存在したため、タキでは二番目の形式である。 本形式の特徴は何と言ってもタンク体の形状で、タンク体は台枠側梁間に落としこまれ、支障する台車上の部分は平底とした変形異形胴とした点である。これは3軸タサの流儀をタキに適用したた |
めだが、苦労の割に効果が薄かったものと見えて、次ロット以降は、現在も見られる台枠上に円筒形タンク体を載せた構造となった。 落成時の所有者はライジングサン石油KK・常備駅は石油であった。昭和17年5月に全車石油共販KKとなったが、同年10月には当時貴重な大型タンク車として燃料用アルコールの増送用としてアルコールに専用種別変更され、形式・番号もタキ500形500〜505に改番され形式消滅した。 |
|
●関連形式 タキ500形502 本形式の専用種別変更後。 |
【図18】 タキ1形