吉岡心平のマーク

シキ140形140B

私有貨車

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シキ130形
シキ150形

 番号
[ロット表]

シキ140A

 ページ
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特別編1341

特別編1343

積荷
●構造

入口


 シキ140形には荷受梁が2種類あるが、今回取り上げるのは吊掛式で、昭和29年6月日立で150トン積大物車として製作された。

 日立が自社向に製作した150トン積吊掛式大物車で、車体と梁とを同時に製作した吊掛式としてはわが国初である。また初めて4軸台車を使用し、荷重150トンは当時の記録品であった。吊掛梁は4本のビームからなる変わった構造で、この

構造を採用したのは本車ただ1両に留まった。吊掛式大物車の脱線対策として昭和35年11月に台車間を繋ぐ「まくら枠」を改造したが、写真は改造前のまくら枠が判る点で貴重なものである。

 所有者はKK日立製作所・常備駅は日立であった。昭和34年2月に低床式荷受梁を追加したため吊掛式の場合は識別のため符号「B」を加えた140Bとなった。昭和59年1月に廃車となった。


シキ140形140Bの写真

【写真2342】 シキ140形140B 昭和29年12月 P:鈴木靖人

【鈴木さんの貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1342】110929作成R4C。