|
シキ140形140B |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
▲シキ140A |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
シキ140形には荷受梁が2種類あるが、今回取り上げるのは吊掛式で、昭和29年6月日立で150トン積大物車として製作された。 日立が自社向に製作した150トン積吊掛式大物車で、車体と梁とを同時に製作した吊掛式としてはわが国初である。また初めて4軸台車を使用し、荷重150トンは当時の記録品であった。吊掛梁は4本のビームからなる変わった構造で、この |
構造を採用したのは本車ただ1両に留まった。吊掛式大物車の脱線対策として昭和35年11月に台車間を繋ぐ「まくら枠」を改造したが、写真は改造前のまくら枠が判る点で貴重なものである。 所有者はKK日立製作所・常備駅は日立であった。昭和34年2月に低床式荷受梁を追加したため吊掛式の場合は識別のため符号「B」を加えた140Bとなった。昭和59年1月に廃車となった。 |
|
|
【写真2342】 シキ140形140B 昭和29年12月 P:鈴木靖人
【鈴木さんの貴重な写真を提供して頂きました】