吉岡心平のマーク

タキ7050形7058

私有貨車

 形式
索引

タキ7000形
タキ7100初代形

 番号
解説

タキ7055
タキ7060

 ページ
索引

特別編1243
特別編1245

積荷
●構造

入口


 タキ7058は昭和47年5月日車製で、一ロット一両の孤立ロットであった。

 日曹の四塩化炭素タンク車としては、一年前に製作されたタキ7054〜7056の増備に当り、タンク体廻りはこれと同一である。いっぽう台枠は相変わらず日車特有の側梁省略台枠だが、台車上に雨除板を追加した後期形となった。この変更に伴い、枕梁と端梁間にある側梁は山型鋼から溝型鋼に強化されている。翌48年からの保安度強化の

動きでは、化成品タンク車は側梁の装備が必須とされたため、この構造の台枠は短命に終り、珍しいものとなっている。

 落成時の所有者は日本曹達KK・常備駅は二本木であった。平成4年4月に東亜合成化学工業KKに移籍し、伏木駅常備となった。専用種別もカセイカリに変更され、台車もTR225に交換した。平成6年7月に社名は東亜合成KKとなった。平成21年度末時点では車籍は残っているようだが・・・。


■主要諸元
製造年   昭和47年5月
製造所   日車
設計比重 1.6
タンク容積  21.8
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ  8,660mm

●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   側梁省略
長さ       9,500mm
BC間距離  6,500mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD203−254形積空
台車      TR41C形

タキ7050形7058の写真

【写真2244】 タキ7050形7058 P:吉岡心平所蔵


【特別編1244】101029作成R4C。