吉岡心平のマーク

タム4000形4082

私有貨車

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タム3900形
タム4500形

 番号
[ロット表]

タム4079

 ページ
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特別編1192
特別編1194

積荷
●構造

入口


 タム4000形と言えば戦災復旧車など昭和20年代の古びた車両と言う印象が強いが、中には少数ながら近代的な車両もあった。今回紹介するのはその例である。

 タム4082は昭和36年5月新潟製で、4080〜4089の10両ロットであった。ちなみに同社では一月後にタキ2100形2485〜2499を製作している。

 外観・構造はこの2485〜2499をコンパクトにした如きもので、二年前に作られたベンゾール専用車のタム3250形3334とはタンク体が僅かに短い他はうり二つである。

 所有者は日本石油KK・常備駅は伏木であった。伏木をはじめ境港、稚内など小規模な駅に配置され、晩年は主に国鉄向の燃料油輸送に使用されていた。昭和59年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和36年1月
製造所   新潟
設計比重 0.87
タンク容積 17.2m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク直径 1,890mm
タンク長さ 6,524mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      7,440mm
軸距      4,200mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KD203形
走り装置   二段リンク式

タム4000形4082の写真

【写真2193】 タム4000形4082 昭和54年4月1日 隅田川駅にて P:吉岡心平


【特別編1193】100701作成R4B。