吉岡心平のマーク

タキ40000形40012

私有貨車

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タキ38000形
タキ42100形

 番号
ロット表


タキ40042

 ページ
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特別編1142
特別編1144

●積荷
●構造

入口


 タキ40012は昭和51年6月日車製で、40002〜40014の12両ロットの一員であった。

 成田空港の航空燃料輸送用として開発された本形式のうち、量産ロットの第一号は昭和51年申請の40002〜40059の58両ロットであった。ところが開港の遅れから、13両は昭和51年6月に落成したが、残る45両の登場は昭和52年3月と半年以上遅れた。
 このため両者間には外観・構造の差が生じたが、このような例は珍しい。

 外観上では、タンク踏板にあるプロテクタ下部に開口部が無いのが昭和51年製、追加されたのが昭和52年製で、恐らく昭和51年製車の使用実績により改良されたものだろう。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は郡山であった。昭和53年2月に成田駅常備となり専用種別も「灯油A−1」に書き換えられた。輸送終了後は昭和58年9月に南港駅常備となり、その後も同年11月に名古屋南港、平成9年3月に郡山と変わった。既に廃車されたものと思われる。


■主要諸元
製造年   昭和51年6月
製造所   日車
設計比重 0.73
タンク容積 54.7m3

●上廻り
タンク形態 異径胴(F3)形ドームレス
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板・鏡板8mm
内面処理  ジンケートE
タンク両端直径 2,100mm
タンク中央直径 2,750mm
タンク長さ  12,066mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   38系標準
長さ      13,100mm
BC間距離  9,500mm
自連緩衝器  RD25形ゴム
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR214B形

タキ40000形40012の写真

【写真2143】 タキ40000形40012 昭和52年4月29日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

プロテクタ部分に穴がないのが昭和51年製の特徴である。


【特別編1143】100301作成R4B。