吉岡心平のマーク

タキ7700形7703

私有貨車

 形式
索引

タキ7650形
タキ7750形

 番号
ロット表

タキ7700

 ページ
索引

特別編1100
特別編1102

積荷
●構造

入口


 タキ7703は昭和36年1月日立で製作された。一ロット一両の孤立ロットであった。

 酢酸エチルは比重0.88の溶剤として多用される有機薬品だが、タンク車としては伝統的に加圧による上出し式の荷役装置を持つ点が特徴だ。国鉄の規制上では必須要件ではなく、ガソリン専用車などはそのまま臨時専用で使用されていた点から見ると、元祖となる形式が濃硝酸専用車を転

用したことが原因とする説も、あながち間違いでは無いのかもしれぬ。
 なお本車の液出管と空気管はS字管を持たず、タンク直上に開口しているが、これは本形式で唯一の存在である。

 所有者は日本合成化学KK・常備駅は西大垣であったが、昭和41年11月に東水島に移動した。昭和57年8月に廃車となった。


タキ7700形7703の写真

【写真2101】 タキ7700形7703 昭和52年8月15日 八木原駅にて P:吉岡心平所蔵


【特別編1101】091127作成R4B、130701R4C。