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タキ7750形7752 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
今回はタキ7750形の初期型を紹介する。 タキ7750形は35トン積カセイソーダ液専用車で、昭和42〜平成5年に294両(うち5両は廃車の車籍復活)が製作された。タキ4200形の発達形で、タンク体に耐候性高張力鋼を使った軽量設計が特徴だが、濃硫酸の場合と異なり荷重が同一だったため違いが判りにくいのが難点である。 タキ7752は昭和42年6月日立製で、トップナンバーを含む7750〜52からなる第一ロットとして誕生した。 設計比重は1.47で、容積は23.8m3であった。問題のタンク体は耐候性高張力鋼製で板厚 |
は胴板6mm・鏡板8mmと薄く、内面には厚さ4mmのゴムライニング、周囲には保温用の厚さ50mmグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセがあった。初期形の特徴は帯金方式のタンク受台にあり、最初の4ロット(7759まで)がこれに属する。 落成時の所有者は東洋曹達工業KK・常備駅は周防富田で、駅名は昭和55年10月に新南陽に、会社名は昭和62年9月に東ソーKKとそれぞれ変わった。平成8年4月、関西化成品輸送KKに売却され、安治川口駅常備となっている。 |
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●参考文献 私有貨車セミナー第147回(レイルマガジン267号掲載)。 |
【写真239】 タキ7750形7752 昭和52年8月4日 周防富田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第30巻に「P01750」として収録されています。