タム7300形7300 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タム7300形は15トン積の液化ブタン専用タンク車で、昭和34年富士車両で1両が製作された。 一形式一両で、更に液化ブタン専用車は本形式が唯一だったため、一専用種別一両の珍車と言う事になる。 |
外観・構造はタム7100形などのLPガス専用車に酷似するが、最高使用圧力がこれらの半分程度と低いため、タンク板厚は薄くなっている。なお専用種別名は昭和35年頃に「液体ブタン」から「液化ブタン」を経て、昭和38年2月には「LPガス(最高使用圧力8Kg/cm2)」に変わった。 所有者は出光興産KK・常備駅は徳山であった。写真では煤の汚れが著しいが、恐らく山陰線等への運用が多かったためだろう。昭和48年7月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和34年9月 製造所 富士車両 設計比重 0.9 タンク容積 31.2m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形 |
タンク材質 ボイラー用鋼板(SB42B) タンク板厚 胴板12mm・鏡板14mm タンク直径 1,920mm タンク長さ 11,150mm ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁式 |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 12,000mm BC間距離 8,700mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
【写真1965】 タム7300形7300 昭和47年4月14日 徳山駅にて P:堀井純一
【堀井さんの貴重な写真を提供して頂きました】